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裏アニメ 音響監督回7

裏アニメの音響監督回 文字起こしの続き7です。

 

津田健次郎presents 裏アニメ

音響監督特集 ゲスト鶴岡陽太(楽音舎)

収録場所 Studio2010:

劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜を題材に

 

Q:田口尚平アナ(テレビ東京)

T:津田健次郎さん

A:鶴岡陽太さん

 

【潜入!アフレコブースの掟】

Q:今私たちがいるこの場所(Studio2010:)が「劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」のアフレコが行われた場所ですね?

T:はい。

Q:実際にスタジオの様子を拝見させていただきたいと思います。

 

 鶴岡監督設計のアフレコブースに潜入!

 

調整室(兼待合)からさらにドアを開けてアフレコブースへ。正面の壁に映像を映すモニターが3つ。それに向かってスタンドマイクが3本立っている。調整室とブースを仕切る壁には大きなガラス窓、モニターがある面以外の壁際にソファがコの字型に設置されている。

 

Q:こんなに広いんですね!これはかなり広い方ですよね?

A:そうですね、20人くらいは入らないとなかなか(アフレコが)出来ないので。

Q:20人?!そんなにですか!

A:5人くらいで(アフレコが)できるやつ(作品)だといいんですけど、そういう作品には恵まれないので(笑)

T:確かに…!

Q:椅子が多いのは、そういうことなんですか?

A:(キャストが)男性ばっかりだとしても20人は入る、というのが指針です。

Q:酸素薄くなりませんか?

T:エアコンもあるし、そこは心配無い。

A:心配ですよね。だから空調はものすごく気にしてる。

T:鶴岡さんがこだわって作ったスタジオです。

Q:設計も?

A:建築設計はできないけど、こういうにしたいとか、部屋の並び、大きさ、配電とか。

Q:どういうところにこだわったんですか?

A:ひとつはブースのアスペクト(縦横比)。奥行きが無いと響きが…生音を録るので響きが良くないと詰まった音になる。

Q:そんなに変わります?

A:ある程度空間が無いとだめだし、空間有り過ぎてワンワン(反響)し過ぎるのもだめ。最適な響きってのがあって、セリフを録るから難しいんだよね。

 

Q:へええ……

A:あらゆる情景におけるセリフを録るので、壁や天井に反射するためのものを(設置してる)。これ(壁の凸凹した厚い板)はオブジェじゃなくて音響のためのもの。

Q:かっこいいから、ということじゃないんですね!

A:おしゃれのためではないです。

Q:僕らの(スタジオ)は狭くてすごくつまんない場所なんですが…

T:僕らもナレーションブースとかは一人入るくらいの部屋だよ。

A:ナレーションは近接してかなりデッド(響きを抑えて)に録るから、あまり部屋には左右されない。

A:僕らの(アフレコ)はそんなにデッドには録らない。

 

 アフレコのたしなみ

 

Q:マイクの位置は演技によって変えたりするんですか?

T:マイク3本のスタジオと4本のスタジオがあります。今日は3本だけど普段ここは4本立っていて、こちらの(ドアに近い)2本はその回でかなり喋る(セリフが多い)人、って僕らは暗黙の了解で気を遣ってます。(後ろのソファから立ち上がってマイク前に)入りやすいし、モニター画面が見易いから。主役とかはセリフが多いので、なるべくここ。確か、久美子(黒沢ともよ)は、ここ(中央のマイク)だったと思います。

Q:残りの1本は?(いちばん奥のマイク)

T:このへんで(主役級以外の)みんながぐるぐる回していきます。僕が入って、(喋り終えたら引っ込んで)また別の人が入って。当然マイク1本だけじゃ賄えないこともあるので、こっち(主役級がメインで使う2本)にも適宜入りながら。

A:結構、裏(マイクの後ろ)でぐるぐるするので…

T:10人ぐらいがマイク後ろをぐるぐる動き回る。

A:だからソファからマイク前までにある程度広さが要る。

T:(狭かったら移動の度に他の人に)ぶつかってノイズが入るから。マイクの前方は画面を遮断するので通れないし。

A:これは日本だけの伝統芸能だから。

T:伝統芸能ですよ。

 

Q:服とかにも気をつけるんですか?

T:シャリシャリ鳴る服はだめです。革パンは最悪です、ギギって鳴るので。僕は(持って)無いですけど。おろしたての靴とかもヤバいです。

A:ソファのシートもコットンだと音が鳴る(ので使えない)

T:ガサガサって。

Q:なるほど。めっちゃこだわるんですね…。

 

T:ソファの下は役者の鞄や荷物を入れられるんです。それくらい計算されてる。だって、すごい人数だから荷物置き場も無いし。

T:ここに(ガラス窓前は出窓状になっていて)飲み物を置ける。ユーフォだとメイン4人がガラス窓前に座って、その隣に僕と櫻井くんが並んで座ってます。(残りの場所に)ほかの若い女の子たちが座って。

A:なんか居たたまれない感じで…(笑)

T:居たたまれないです…

 

Q:(ガラス窓の)向こうから皆さん(音響スタッフ)が見てるんですね。

T:鶴岡さんは(役者の)背中を見てるわけです。

A:結構(役者の背中を)見てますよ。参考になります、見てるとね。このひとが今どういう状態にあるか。

T:(セリフを)喋った後にパッと(ガラス窓の方を)振り向くやつは、だいたい不安なやつです。不安なときは振り向く。「鶴岡さん、どうスか?」みたいな。

Q:鶴岡さんが「ん」って(難しい顔を)してるとこに?

A:嘘でも励まさないとね(親指を立てて)。

T:良い監督だ…(笑)

 

T:最初、アフレコ始めたばっかりの頃は、(調整室とブースの間の)二重扉を閉めると、しん…としてるのが独特だな、と思いました。オーディションもここでやったし。二重扉を開けて入って、(しん…としてるブースでオーディションで)喋ってまた扉から出ていくんです。

Q:ブースに入って初めて津田さんの仕事現場の片鱗を見ました…面白い…!

 

続きます。次回で最後です。

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