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のだめコンサート終了


生で聴く「のだめカンタービレ」の音楽会、鑑賞終了。

思いのほか聴き応えのある演奏+αでした。
わざわざ西宮まで出向いた価値はありましたよ。

演奏曲目は写真の通り。
ベートーベンの「英雄」は千秋とRSオケが初めて
指揮・演奏・披露した曲。
元エレキバイオリニストの峰のおねだりで
曲の盛り上がる部分でクィーッと顔と楽器を上げたヤツ。

…やってくれましたよ、それを!
お客さん大爆笑・拍手喝采!

オケの上部後方に設置されたスクリーンに
曲や作曲家の解説、「のだめ」に曲が登場したシーンを
文字映像・漫画を駆使して映し出すという趣向だったんですが、
最初の「英雄」の演奏中に「顔上げ楽器上げ」のコマがきて。

えっ、まさかアレやるの!? って目を見開いてたら、
指揮の“もぎぎ”こと茂木大輔氏(N響主席オーボエ奏者)が
千秋と同じように左手を何かを掴むように開いてググッと上へ。
それを合図にスクリーンのRSオケと
目の前で演奏してるザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団が
顔と楽器をぐぐっと!

クラシックでは曲間に拍手は厳禁ですが、
このときばかりはノープロブレム。
しかも楽章と楽章の間ですらなく、
ホントに曲の途中・演奏の真っ最中!
やるなあ!
このオケも異様に熱心に「顔上げ楽器上げ」の
リハーサルを重ねたらしい…

二曲目のモーツァルトは「いぶし銀の武士・くろきん」こと
オーボエ奏者の黒木くんが(間違って)のだめに恋したときに吹いた、
「ピンクのモーツァルト」。
今回オーボエソロを務めた古部賢一さん(もぎぎ先生の兄弟弟子)は…
やっぱり?とってもピンクだったような。(ご本人は一応否定)
オーボエソロをまともに聴いたのは初めてなんだけど、
オーボエがこんなに音が高くてキラキラしてる丸い音だなんて
初めて知ったよ。
十分、ピンクのウキウキふわふわ感が出てた…と思うんだけど。
違う?

ピアノ曲2曲、演奏は三輪郁さん。

ベートーベン「ピアノソナタ第8番 悲愴」より第2楽章。
これは千秋とのだめが出会ったとき、のだめが弾いていた曲。
でたらめだけど、すごく上手い、と千秋を驚愕させたのだめ。
ゴミためのような部屋で奏でられていた「悲愴」。
こないだ始まった月9ドラマの第1回では、
ハエまで飛び交ってました。
けど、この日の演奏は風と光の粒が戯れながら
草の原を渡っていくような、優しい、明るい曲。

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 第1楽章。
ミルヒーもといシュトレーゼマン指揮のRSオケ、
ピアノは千秋。
「クネクネ度が足りない、もっと音楽に没頭しなサイ」と
ミルヒーに言われて途方に暮れる千秋が
悶えつつソロを弾く峰を初めて参考にした。(?)
困惑と迷いと猛練習、その結果の開き直りの果てに
「ミルヒーの指導が、終わってしまうのが嫌だ」と
それまでの千秋なら絶対思わなかった境地に。

ピアノが素晴らしいです。
ピアニストが。

どうも女性ピアニストって、腕の力が弱くて、
軽やかな曲ならともかく、ブラームスのピアノ協奏曲など、
大地をえぐる爪のような鋭さ・力強さに欠けていて
(もちろん力任せに弾けばいいというものでもない)
その音や音楽そのものに深みと強さに欠ける傾向がある…
(「強さ」は「音の強弱」や「打鍵」だけのことじゃないですよ)
と、私は思っているので。

思い入れのあるブラームスのピアノ協奏曲第2番を以前、
女性ピアニストで聞いたとき、ひどくがっくりした覚えがある。
「一生懸命、弾いてます!」ってのがありありとわかる、
(嘘じゃないんだろうけど)
それでも重みと深さ、諦観と希望、静寂と激情など
相反するものが同時に存在するこの曲の魅力が
まったく感じられない。
ブラームスに積極的に取り組んでるピアニスト、ってことで
期待したんだけど。
一生懸命が一番表に出てくるような演奏じゃ、ね。
まだクラシックを生で聴くことがほとんど無かったころだけど、
それでも力の無さがありあり感じられた、退屈な演奏。

生で聴いて「良かった」と素直に思える演奏に出会ったことがない。
それだけ難しい曲なんだとは思うけど。
今まで聴いて良かったのは全てCDで、全て男性ピアニスト。

てなわけで、あまり期待してなかったのですが、
この人のピアノは違った。
この2曲は本当にピアノが美しく、強さを持っていて
研磨された後の輝き・白さ・丸さを身にまとった光の粒が
上へ上へと登っていく・・・そんな至福の音だった。
ラフマニノフのピアノとオケの怒濤の奔流も
深く、力強く、それでいて美しく光る流れで。

こんな女性ピアニストがいたんだなー。
今後、ちょっと期待してみよう。

休憩の後、本命のブラームスの交響曲第1番。

テンポがまさにツボ!
このテンポじゃないとこの曲の魅力は発揮されないのよー!と
私が思っていた、ドンぴしゃなゆっくりめのテンポ。
たいていは早め。
RSオケのCDもサイトウキネンも早すぎ、元気良すぎで
私にはもう一つ×。
テンポは誰が決めるんだろう。
指揮者?

で、スクリーンで展開されたこの曲の解説が素晴らしかった。
解説と解釈。これももぎぎ先生監修?
なんとなく思っていたことが的確に表現され、
主題・展開・コーダ等もまさにその部分にさしかかったときに
表示が出るので、わかりやすい。

第1楽章:わずかな光・希望に手を伸ばしながら
激流に流される自分を、誰かの目が見つめている。
見つめ、脅かし、問いかける謎の存在。

第2楽章:愛し合い、尊敬しあい、手を取り合って進んだ
クララ・シューマン。

第3楽章:美しい楽しい思い出。夢?

第4楽章でわかったのは
「謎の存在」はクララだったということ。
この曲はまるごとクララへの恋文だったのではないかと。

ブラームスを激流の中に放り込み、翻弄し、
脅かし、見つめていたのはクララ。
苦悩の果てに見出したのは
彼女への敬愛の念、思慕、愛。
それをはっきりと見出して
ブラームスの苦悩は歓喜に昇華される。

・・・と、こんな解釈だったかな?

テンポも音も演奏も素晴らしく
(ときおりホルン(?)が出の音をへぼってたけど)
素晴らしいブラームスでした。
通常のコンサートなら第4楽章が閉じた瞬間、
興奮しまくった「ブラボー!」が絶対かかっているはず。

・・・なんですが、漫画のイベント的コンサートだってことで
「大向こう」の人たちは来てなかったみたい。
もちろん、客席からは盛大な拍手が送られていましたが、
ここは是非ともブラボー!の嵐を聞きたかったーっっ!

歌舞伎の大向こうさんと同じでブラボー!の声掛けも
慣れた、男の人の声でないとしっくりこないのよね。
男女差別じゃないけど、女の声では聞きたくない。

ちょっと咳き込むような勢いで、
「ブラボッ!」てな感じ。
それがふさわしい、素晴らしい演奏だったのにな。
「のだめ」は読むけど、クラシックコンサートは初めて、
ってひとが多かったのかな?

アンコールはラヴェルのピアノ協奏曲から第2楽章。
ピアノとオーボエ・・・じゃない、
イングリッシュ・ホルンのソロがあります。
福岡に帰ってしまったのだめを千秋が迎えに行ったときの
シーンに使ってほしい曲としてもぎぎ先生が選んだ曲。

これもすごく良い曲・良い演奏でした。
優しく切なく、大きな流れも感じさせる、
のだめには一見不似合いなくらい、ロマンティックな曲。
CD探してみよう。

今日はRSオケ編とパリ編が演奏されたはず。
パリ編はどんなのだったのかなー?

久々に素敵な、聴き応えのあるクラシックコンサートでした。

*ブラームスの交響曲第1番、
「クララへの恋文」との解釈をスクリーンで読んで、
友右衛門の恋文のエピソードやシーンを
思い出しながら(ニヤニヤしつつ)聞いてました・・・(^^;
| 音楽 | 07:29 | comments(5) | pookmark |
コメント
あ〜るさん、こんばんは。
実はウチの場合、ケーブル引かないと、アンテナでは電波が拾えないのですよ。(なぜか近所でも、ウチだけ電波が入らないのです。>笑)
でもCS、かなり面白いですよ。
その中でも、特に私がお世話になっているのは、時代劇専門チャンネル。
血風録はもとより、壬生の恋歌も拝見できました(^^)。
ビバ♪CS(^^)V。
| ガーフ | 2006/10/26 9:41 PM |
ガーフさん、CS見られるんですね。
やっぱ、私もチューナー買い換えようかしら・・・。
噂の栗塚副長も見てみたいし。
| あ〜る | 2006/10/26 9:21 PM |
チョップさん、お疲れさまでした!
のだめコンサート、紋付き袴じゃなかったけど、上下は黒の衣装で統一されてましたよ。って、クラシックなら普通だけど。もぎぎはマングース持参。
(コミックスの付録の)素晴らしい楽しいコンサートで、良いシメになりました。
チョップさんの観劇感想は次の記事に引用させて頂きますね。
ありがとうございます〜(^^)
| あ〜る | 2006/10/26 9:20 PM |
あ〜るさん、チョップさん、観劇お疲れさまでした。
皆様の、これでもか!という(笑)楽しいご報告、重ね重ねありがとうございます。
舞台上の染さま、ラブリンの素晴らしさはもとより、客席の反応まで手に取るようにわかり、まるで松竹座に居る気分(^^)。
何度も読み返している腐女子見習いの私です(笑)。
ところで本日はゆきさんの番ですね。>たっぷりと楽しんできてください。
そうそう、CSチャンネルで今日から『新選組血風録』が始まりました。
幸い、私の仕事は午後からなので、午前中放送分はリアルタイムで見ることができます。(もちろん録画予約してますけど(^^))
言うまでもなく、平成の局長副長コンビは最高ですが、昭和の局長&副長も私的にはかなりツボ♪でした。
第1話目の今日は、「虎徹だあ〜!」と言い張るカワイイ舟橋局長と、やはりオンナを見る目が鋭い(笑)栗塚副長に萌え〜♪。あと、爽やかなのに歯並びの悪い島田総司もヨカッタです(爆)。
というわけでたぶん、夜の放送も見ちゃうと思います。>録画してるのに(爆)。
| ガーフ | 2006/10/26 12:17 PM |
チョップです おはようございます^^
あ〜るさん 昨日は怒涛の一日お疲れ様でした!!
色々大変な思いをされたことと思いますが 最後に「のだめコンサート」を
とても楽しんでシメられたご様子 本当によかったです
(顔上げ演奏あったんですね>< 紋付袴 黒留袖ならmore betterでしたね^^)ブラームスもお好きなテンポでよかった><)

私も ずっと楽しみにしていた舞台を観れて 色々ありましたが(^^;
満足しました!! 
お客さんは ほぼ満席の入りでしたが いつもかるーくお芝居を楽しんでる
常連さんやリピーターさんが多い感じでした
劇場付近のコテコテの大阪ミナミの雰囲気のせいもあるのか 役者さんたちもお客さんたちも”笑い”は不可欠なんですね^^ 
一幕の染五郎さんは あ〜るさんの言うとおり 恋にメロメロ〜ンなウカレ・・・(以下略・・) ともすれば志村け・・ゴホゴホ・・に見えるのを
「ちがうちがう><」と自分に言い聞かせつつ観てました^^;
ラブりン(私もこう呼ばせてもらいます^^)は 決して女々しくない やんわりとした所作が初々しくもラブリーで お着物がどれも素敵>< 
友右衛門に文を渡してピューピューッと逃げるところが ひと昔前の体育館裏ラブレター押し付け走り去り>< と言う感じでキュートでした!
友右衛門はやはり最後の火事場のくだりがカッコよかったです。染五郎さんも気迫の熱演でした!
肝心な?ラブシーンが 前の人の頭が邪魔で見えない><
後ろのばあちゃんの「あらあら・・」に 眉間に皺寄せつつ 右に左に頭を傾けて観ていた私は こっぱずかしい奴でした><

主役の二人はもとより
あざみ様の美しさにみとれました!! 心の中は 「キーッ!」だったり
「ええっ!!」だったりしても つん とお人形さんのようにすましてるところがツボでした^^) 
そして 細川の殿様! お裁きの場面で 周りの人たちの思惑全部無視して>< おもいっきり爽快に「あっぱれじゃ!!」って 殿様が一番あっぱれでしたよ!!
それから 二幕最初に出てきた近江屋のせがれ>< GOOD!

他にも いろいろ いっぱいあるんですが この気持ちを文章にうまく書きあらわせない自分がもどかしい><
でも あ〜るさんのおかげで本当に何倍も楽しんで来る事がでしました!
ありがとうございます! 同志の皆様にも感謝です!




| チョップ | 2006/10/26 10:33 AM |
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