2006.10.26 Thursday
のだめコンサート終了
ベートーベンの「英雄」は千秋とRSオケが初めて
指揮・演奏・披露した曲。
元エレキバイオリニストの峰のおねだりで
曲の盛り上がる部分でクィーッと顔と楽器を上げたヤツ。
…やってくれましたよ、それを!
お客さん大爆笑・拍手喝采!
オケの上部後方に設置されたスクリーンに
曲や作曲家の解説、「のだめ」に曲が登場したシーンを
文字映像・漫画を駆使して映し出すという趣向だったんですが、
最初の「英雄」の演奏中に「顔上げ楽器上げ」のコマがきて。
えっ、まさかアレやるの!? って目を見開いてたら、
指揮の“もぎぎ”こと茂木大輔氏(N響主席オーボエ奏者)が
千秋と同じように左手を何かを掴むように開いてググッと上へ。
それを合図にスクリーンのRSオケと
目の前で演奏してるザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団が
顔と楽器をぐぐっと!
クラシックでは曲間に拍手は厳禁ですが、
このときばかりはノープロブレム。
しかも楽章と楽章の間ですらなく、
ホントに曲の途中・演奏の真っ最中!
やるなあ!
このオケも異様に熱心に「顔上げ楽器上げ」の
リハーサルを重ねたらしい…
二曲目のモーツァルトは「いぶし銀の武士・くろきん」こと
オーボエ奏者の黒木くんが(間違って)のだめに恋したときに吹いた、
「ピンクのモーツァルト」。
今回オーボエソロを務めた古部賢一さん(もぎぎ先生の兄弟弟子)は…
やっぱり?とってもピンクだったような。(ご本人は一応否定)
オーボエソロをまともに聴いたのは初めてなんだけど、
オーボエがこんなに音が高くてキラキラしてる丸い音だなんて
初めて知ったよ。
十分、ピンクのウキウキふわふわ感が出てた…と思うんだけど。
違う?
ピアノ曲2曲、演奏は三輪郁さん。
ベートーベン「ピアノソナタ第8番 悲愴」より第2楽章。
これは千秋とのだめが出会ったとき、のだめが弾いていた曲。
でたらめだけど、すごく上手い、と千秋を驚愕させたのだめ。
ゴミためのような部屋で奏でられていた「悲愴」。
こないだ始まった月9ドラマの第1回では、
ハエまで飛び交ってました。
けど、この日の演奏は風と光の粒が戯れながら
草の原を渡っていくような、優しい、明るい曲。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 第1楽章。
ミルヒーもといシュトレーゼマン指揮のRSオケ、
ピアノは千秋。
「クネクネ度が足りない、もっと音楽に没頭しなサイ」と
ミルヒーに言われて途方に暮れる千秋が
悶えつつソロを弾く峰を初めて参考にした。(?)
困惑と迷いと猛練習、その結果の開き直りの果てに
「ミルヒーの指導が、終わってしまうのが嫌だ」と
それまでの千秋なら絶対思わなかった境地に。
ピアノが素晴らしいです。
ピアニストが。
どうも女性ピアニストって、腕の力が弱くて、
軽やかな曲ならともかく、ブラームスのピアノ協奏曲など、
大地をえぐる爪のような鋭さ・力強さに欠けていて
(もちろん力任せに弾けばいいというものでもない)
その音や音楽そのものに深みと強さに欠ける傾向がある…
(「強さ」は「音の強弱」や「打鍵」だけのことじゃないですよ)
と、私は思っているので。
思い入れのあるブラームスのピアノ協奏曲第2番を以前、
女性ピアニストで聞いたとき、ひどくがっくりした覚えがある。
「一生懸命、弾いてます!」ってのがありありとわかる、
(嘘じゃないんだろうけど)
それでも重みと深さ、諦観と希望、静寂と激情など
相反するものが同時に存在するこの曲の魅力が
まったく感じられない。
ブラームスに積極的に取り組んでるピアニスト、ってことで
期待したんだけど。
一生懸命が一番表に出てくるような演奏じゃ、ね。
まだクラシックを生で聴くことがほとんど無かったころだけど、
それでも力の無さがありあり感じられた、退屈な演奏。
生で聴いて「良かった」と素直に思える演奏に出会ったことがない。
それだけ難しい曲なんだとは思うけど。
今まで聴いて良かったのは全てCDで、全て男性ピアニスト。
てなわけで、あまり期待してなかったのですが、
この人のピアノは違った。
この2曲は本当にピアノが美しく、強さを持っていて
研磨された後の輝き・白さ・丸さを身にまとった光の粒が
上へ上へと登っていく・・・そんな至福の音だった。
ラフマニノフのピアノとオケの怒濤の奔流も
深く、力強く、それでいて美しく光る流れで。
こんな女性ピアニストがいたんだなー。
今後、ちょっと期待してみよう。
休憩の後、本命のブラームスの交響曲第1番。
テンポがまさにツボ!
このテンポじゃないとこの曲の魅力は発揮されないのよー!と
私が思っていた、ドンぴしゃなゆっくりめのテンポ。
たいていは早め。
RSオケのCDもサイトウキネンも早すぎ、元気良すぎで
私にはもう一つ×。
テンポは誰が決めるんだろう。
指揮者?
で、スクリーンで展開されたこの曲の解説が素晴らしかった。
解説と解釈。これももぎぎ先生監修?
なんとなく思っていたことが的確に表現され、
主題・展開・コーダ等もまさにその部分にさしかかったときに
表示が出るので、わかりやすい。
・・・と、こんな解釈だったかな?
テンポも音も演奏も素晴らしく
(ときおりホルン(?)が出の音をへぼってたけど)
素晴らしいブラームスでした。
通常のコンサートなら第4楽章が閉じた瞬間、
興奮しまくった「ブラボー!」が絶対かかっているはず。
・・・なんですが、漫画のイベント的コンサートだってことで
「大向こう」の人たちは来てなかったみたい。
もちろん、客席からは盛大な拍手が送られていましたが、
ここは是非ともブラボー!の嵐を聞きたかったーっっ!
歌舞伎の大向こうさんと同じでブラボー!の声掛けも
慣れた、男の人の声でないとしっくりこないのよね。
男女差別じゃないけど、女の声では聞きたくない。
ちょっと咳き込むような勢いで、
「ブラボッ!」てな感じ。
それがふさわしい、素晴らしい演奏だったのにな。
「のだめ」は読むけど、クラシックコンサートは初めて、
ってひとが多かったのかな?
アンコールはラヴェルのピアノ協奏曲から第2楽章。
ピアノとオーボエ・・・じゃない、
イングリッシュ・ホルンのソロがあります。
福岡に帰ってしまったのだめを千秋が迎えに行ったときの
シーンに使ってほしい曲としてもぎぎ先生が選んだ曲。
これもすごく良い曲・良い演奏でした。
優しく切なく、大きな流れも感じさせる、
のだめには一見不似合いなくらい、ロマンティックな曲。
CD探してみよう。
今日はRSオケ編とパリ編が演奏されたはず。
パリ編はどんなのだったのかなー?
久々に素敵な、聴き応えのあるクラシックコンサートでした。
*ブラームスの交響曲第1番、
「クララへの恋文」との解釈をスクリーンで読んで、
友右衛門の恋文のエピソードやシーンを
思い出しながら(ニヤニヤしつつ)聞いてました・・・(^^;
指揮・演奏・披露した曲。
元エレキバイオリニストの峰のおねだりで
曲の盛り上がる部分でクィーッと顔と楽器を上げたヤツ。
…やってくれましたよ、それを!
お客さん大爆笑・拍手喝采!
オケの上部後方に設置されたスクリーンに
曲や作曲家の解説、「のだめ」に曲が登場したシーンを
文字映像・漫画を駆使して映し出すという趣向だったんですが、
最初の「英雄」の演奏中に「顔上げ楽器上げ」のコマがきて。
えっ、まさかアレやるの!? って目を見開いてたら、
指揮の“もぎぎ”こと茂木大輔氏(N響主席オーボエ奏者)が
千秋と同じように左手を何かを掴むように開いてググッと上へ。
それを合図にスクリーンのRSオケと
目の前で演奏してるザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団が
顔と楽器をぐぐっと!
クラシックでは曲間に拍手は厳禁ですが、
このときばかりはノープロブレム。
しかも楽章と楽章の間ですらなく、
ホントに曲の途中・演奏の真っ最中!
やるなあ!
このオケも異様に熱心に「顔上げ楽器上げ」の
リハーサルを重ねたらしい…
二曲目のモーツァルトは「いぶし銀の武士・くろきん」こと
オーボエ奏者の黒木くんが(間違って)のだめに恋したときに吹いた、
「ピンクのモーツァルト」。
今回オーボエソロを務めた古部賢一さん(もぎぎ先生の兄弟弟子)は…
やっぱり?とってもピンクだったような。(ご本人は一応否定)
オーボエソロをまともに聴いたのは初めてなんだけど、
オーボエがこんなに音が高くてキラキラしてる丸い音だなんて
初めて知ったよ。
十分、ピンクのウキウキふわふわ感が出てた…と思うんだけど。
違う?
ピアノ曲2曲、演奏は三輪郁さん。
ベートーベン「ピアノソナタ第8番 悲愴」より第2楽章。
これは千秋とのだめが出会ったとき、のだめが弾いていた曲。
でたらめだけど、すごく上手い、と千秋を驚愕させたのだめ。
ゴミためのような部屋で奏でられていた「悲愴」。
こないだ始まった月9ドラマの第1回では、
ハエまで飛び交ってました。
けど、この日の演奏は風と光の粒が戯れながら
草の原を渡っていくような、優しい、明るい曲。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 第1楽章。
ミルヒーもといシュトレーゼマン指揮のRSオケ、
ピアノは千秋。
「クネクネ度が足りない、もっと音楽に没頭しなサイ」と
ミルヒーに言われて途方に暮れる千秋が
悶えつつソロを弾く峰を初めて参考にした。(?)
困惑と迷いと猛練習、その結果の開き直りの果てに
「ミルヒーの指導が、終わってしまうのが嫌だ」と
それまでの千秋なら絶対思わなかった境地に。
ピアノが素晴らしいです。
ピアニストが。
どうも女性ピアニストって、腕の力が弱くて、
軽やかな曲ならともかく、ブラームスのピアノ協奏曲など、
大地をえぐる爪のような鋭さ・力強さに欠けていて
(もちろん力任せに弾けばいいというものでもない)
その音や音楽そのものに深みと強さに欠ける傾向がある…
(「強さ」は「音の強弱」や「打鍵」だけのことじゃないですよ)
と、私は思っているので。
思い入れのあるブラームスのピアノ協奏曲第2番を以前、
女性ピアニストで聞いたとき、ひどくがっくりした覚えがある。
「一生懸命、弾いてます!」ってのがありありとわかる、
(嘘じゃないんだろうけど)
それでも重みと深さ、諦観と希望、静寂と激情など
相反するものが同時に存在するこの曲の魅力が
まったく感じられない。
ブラームスに積極的に取り組んでるピアニスト、ってことで
期待したんだけど。
一生懸命が一番表に出てくるような演奏じゃ、ね。
まだクラシックを生で聴くことがほとんど無かったころだけど、
それでも力の無さがありあり感じられた、退屈な演奏。
生で聴いて「良かった」と素直に思える演奏に出会ったことがない。
それだけ難しい曲なんだとは思うけど。
今まで聴いて良かったのは全てCDで、全て男性ピアニスト。
てなわけで、あまり期待してなかったのですが、
この人のピアノは違った。
この2曲は本当にピアノが美しく、強さを持っていて
研磨された後の輝き・白さ・丸さを身にまとった光の粒が
上へ上へと登っていく・・・そんな至福の音だった。
ラフマニノフのピアノとオケの怒濤の奔流も
深く、力強く、それでいて美しく光る流れで。
こんな女性ピアニストがいたんだなー。
今後、ちょっと期待してみよう。
休憩の後、本命のブラームスの交響曲第1番。
テンポがまさにツボ!
このテンポじゃないとこの曲の魅力は発揮されないのよー!と
私が思っていた、ドンぴしゃなゆっくりめのテンポ。
たいていは早め。
RSオケのCDもサイトウキネンも早すぎ、元気良すぎで
私にはもう一つ×。
テンポは誰が決めるんだろう。
指揮者?
で、スクリーンで展開されたこの曲の解説が素晴らしかった。
解説と解釈。これももぎぎ先生監修?
なんとなく思っていたことが的確に表現され、
主題・展開・コーダ等もまさにその部分にさしかかったときに
表示が出るので、わかりやすい。
第1楽章:わずかな光・希望に手を伸ばしながら
激流に流される自分を、誰かの目が見つめている。
見つめ、脅かし、問いかける謎の存在。
第2楽章:愛し合い、尊敬しあい、手を取り合って進んだ
クララ・シューマン。
第3楽章:美しい楽しい思い出。夢?
第4楽章でわかったのは
「謎の存在」はクララだったということ。
この曲はまるごとクララへの恋文だったのではないかと。
ブラームスを激流の中に放り込み、翻弄し、
脅かし、見つめていたのはクララ。
苦悩の果てに見出したのは
彼女への敬愛の念、思慕、愛。
それをはっきりと見出して
ブラームスの苦悩は歓喜に昇華される。
・・・と、こんな解釈だったかな?
テンポも音も演奏も素晴らしく
(ときおりホルン(?)が出の音をへぼってたけど)
素晴らしいブラームスでした。
通常のコンサートなら第4楽章が閉じた瞬間、
興奮しまくった「ブラボー!」が絶対かかっているはず。
・・・なんですが、漫画のイベント的コンサートだってことで
「大向こう」の人たちは来てなかったみたい。
もちろん、客席からは盛大な拍手が送られていましたが、
ここは是非ともブラボー!の嵐を聞きたかったーっっ!
歌舞伎の大向こうさんと同じでブラボー!の声掛けも
慣れた、男の人の声でないとしっくりこないのよね。
男女差別じゃないけど、女の声では聞きたくない。
ちょっと咳き込むような勢いで、
「ブラボッ!」てな感じ。
それがふさわしい、素晴らしい演奏だったのにな。
「のだめ」は読むけど、クラシックコンサートは初めて、
ってひとが多かったのかな?
アンコールはラヴェルのピアノ協奏曲から第2楽章。
ピアノとオーボエ・・・じゃない、
イングリッシュ・ホルンのソロがあります。
福岡に帰ってしまったのだめを千秋が迎えに行ったときの
シーンに使ってほしい曲としてもぎぎ先生が選んだ曲。
これもすごく良い曲・良い演奏でした。
優しく切なく、大きな流れも感じさせる、
のだめには一見不似合いなくらい、ロマンティックな曲。
CD探してみよう。
今日はRSオケ編とパリ編が演奏されたはず。
パリ編はどんなのだったのかなー?
久々に素敵な、聴き応えのあるクラシックコンサートでした。
*ブラームスの交響曲第1番、
「クララへの恋文」との解釈をスクリーンで読んで、
友右衛門の恋文のエピソードやシーンを
思い出しながら(ニヤニヤしつつ)聞いてました・・・(^^;





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