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Studio Life「ドラキュラ」を見た!
昨日(2006.3.6)は天王洲アイルのアートスフィアにて
スタジオ・ライフの舞台を堪能してきました。
吸血鬼ものの原点、ブラム・ストーカー原作の「ドラキュラ」を
スタジオ・ライフ風に味付けした、
こってり・うっとり濃厚なゴシックロマンです。
いや〜、良かった・・・ラブ

体育会系なガテンなドラキュラであったけども。たらーっ

以下、ネタバレ含みますので、
これから観劇するかたはご注意を。
時代は19世紀末。

ロンドンの古い屋敷付き土地を購入したいという
ドラキュラ伯爵と契約を交わすため、
弁理士のジョナサンは伯爵が住んでいるトランシルヴァニアの
古城へ向かう。

なぜか城下の住民はジョナサンが城へ行くのを必死で止めようとする。
だが、言葉が通じないので、ジョナサンにはその理由が理解できない。
仕事だから、と身振りで説明して城へ行こうとする彼に
住民は十字架のネックレスを渡す。
それを肌身離さず、身につけて行け、と。

コウモリの羽音が聞こえる不気味で古い城で
ジョナサンを出迎えたのは
貴族の高貴さと憂いと孤独、得体の知れない不気味さをまとった
黒衣のドラキュラ伯爵。

伯爵はジョナサンを見た途端、驚愕する。

「かつて愛した恋人によく似ている・・・」


…とまあ、イントロはこんなもんでしょうか。
全部書いちゃうとこれから見るひとの楽しみがなくなるので
この辺にしておきますが、ストーリー自体は
ブラム・ストーカーの原作に沿ったものなので
それを読めばストーリーの進行は分かります。

ただ原作のラストは
「ドラキュラ伯爵がロンドンへ出てきて
 トランシルヴァニアへ帰って
 追いかけてきたジョナサンたちに退治される」
という、尻切れトンボっぽいもの(らしい)ので、
それまでの重厚性にふさわしい、印象的でうっとり酔えるよう、
アレンジしてあります。

これは
「周到に準備され、実行されたドラキュラの自殺」
の話なのだ。

人々に恐れられ、忌み嫌われるドラキュラ伯爵にも
かつて心を通わせた恋人男がいて。
けど、果樹園で逢っていたという彼…恋人は、普通の人間で。
あっという間に老いさらばえ、死んでしまう。
ドラキュラは、おいていかれる。

去っていくものの幸せと
残されたものの不幸せ


ドラキュラは呟く。

ロンドンという新天地で新たな糧を得ようと計画していた
伯爵の前に現れたのが、その恋人に瓜二つのジョナサン。
ジョナサンを手に入れ、永い孤独を癒そうとするが
ジョナサンは「彼」とは違う。
伯爵の孤独が分からない。
伯爵の心が分からない。

(あんな気味悪いアプローチじゃ、伝わらないよ…
 とほほ。な、アプローチなんで、
 ちょっと伯爵が滑稽で、哀れなのだ。)

ジョナサンに憎まれ、
血に汚れた自分と
永遠に続く孤独に絶望した伯爵は

ジョナサンの手によって死ぬ…消滅すること、
「自殺」を計画・実行したのだ!
(このあたりがスタジオ・ライフのオリジナルな解釈)

ジョナサンの杭を胸に受けるのは
ドラキュラの手によって吸血鬼と化していきつつある
ミナ(ジョナサンの妻)ではなく、
この自分(ドラキュラ)だ、と
最後にミナに歪んだ優越の笑みを見せつけて。

…ミナには通じているのか、いないのか。
通じていたかもね・・・。

ジョナサンは何も気がついていないけど。
だから、ドラキュラが哀れで、
でも、だからドラキュラは彼に惚れたんだなー。

うーん、もうちょっと書きたい。
続きます。



【2006.03.06 Monday 07:30】 author : あ〜る
| スタジオライフ | comments(2) | pookmark |
この記事に関するコメント
keikoさん、その節はどうも!
ドラキュラ、とても良かったですよー!
究極の虚構の世界にどっぷり沈み込む感覚がなんとも。
新選組!や山本耕史さんの世界とは全く別の面白さが
あって、止められません。
まだ公演は続いているし、当日券もありそうだから
keikoさんも良かったら是非!

| あ〜る | 2006/03/07 6:19 PM |
あ〜るさん、ミュージカルでガッカリされた分、挽回できたようで、よかったですね!
ライフの舞台ってこういう世界がとてもマッチしますよね。私も久しぶりに観てみたくなりました。
| keiko | 2006/03/06 5:47 PM |
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